先日、全て手作り!滋養満点メニューを盛り込んだ『秋の薬膳弁当』ランチ会を開催しました。
今回は、このメニューの食材の薬効についてお話したいと思います。
栗ごはん
栗をご飯とふっくら炊き上げました。栗の甘い香りが食欲をそそりますね。
栗はタンパク質、糖質、ビタミンBを含み、中国では、古来より生薬として用いられてきました。
生薬名は「栗子」りっしと言います。
栗は、実だけでなく、花、葉、根、樹皮も生薬とされています。
胃や脾の機能を高め、精気を補い、筋力を強めるなどの効用があり、腰や膝の衰え、気管支炎、下痢、胃弱などに役立つと言われています。
栗は、気力、体力を充実させてくれる、栄養たっぷりの食材です!
鮭の西京焼き
白味噌を味醂と酒で伸ばしたものに鮭を漬け込み焼いています。
鮭は「胃腸を温め、気を補う」と言われています。血行を良くし、冷えを改善してくれます。
そして、鮭の赤い色はアスタキサンチンという抗酸化成分です。
免疫力の向上やアンチエイジング効果が期待できますよ。
海老のケチャップ煮
海老をケチャップで煮ました。
海老は、体を温め、足腰の冷えの痛みを解消、食欲不振、頻尿、精力減退に役に立ちます。
海老は「腎を補う」と言われています。滋養強壮作用があり、体を温めて、血行をよくしてくれます。
特に足腰の冷えにいいですよ。
海老の背ワタはアレルギー反応が出やすいので、しっかり取り除いてくださいね。
生姜、シソ、大根などと一緒に食べるとアレルギーを予防してくれます。
ほうれん草の松の実和え
松の実は、不老長寿の食べ物と言われ、ビタミンB群、E、マグネシウム、鉄分などのミネラルを多く含み、アレルギーの改善や、美肌効果、血流改善にもよいとされています。
れんこんのきんぴら
名前の通り、蓮根のきんぴらです。
蓮根、柿、蜂蜜、白ゴマは、体(肺)を潤す作用があると言われています。咳や乾燥する方にお役立ちの食材です。
蓮根には優れた止血作用があります。
鼻血、吐血、下血など、さまざまな出血を止める作用があるとされています
又、喉の粘膜を潤し、咳止めにも役立ちます。
健康食品を扱っているお店では、咳止め用に「蓮根の粉」が売られていますよ。
ひじきの煮物
常備菜の定番のひじきの煮物。
ひじきなど黒い色の食材は、血を作る働きがあります。
柚子かぶら
かぶも柚子も、消化を助け胃もたれを緩和してくれます。また、かぶとしょうがはお腹も温めます。
外食続きで胃がもたれた場合や、食べ過ぎの場合には、ぴったりのメニューです。二日酔いを緩和するメニューにもなります。
手羽元のスープ
コラーゲンたっぷり美肌効果が見込めるスープです。ショウガの力で身体を温めますよ。
このスープの主役の鶏肉は、「お腹を温め、気力と体力を補う」と言われています。
又、血液を補う作用があり、血液の量を増やしてくれることが期待できます。
女性の強い味方ですね。
杏仁豆腐
杏仁には咳止めの他抗がんにもお役立ちです。クコの実は「滋養強壮、血圧を下げ、目にも良い」と言われています。頭痛の時にも役立つそうです。
オヤツの代わりにクコの実を食べるのもいいですね。
ご好評により、第2回も12月17日(火)兵庫県伊丹市の個人宅で開催決定しました。(残席1名です。個人宅ということで、今回は知り合いの方のみの申し込みとさせていただいております)
全て手作り!季節の野菜を盛り込んだ「薬膳弁当」ランチ会を開催希望の方は、サイトの申し込みより連絡おねがいします。現在キャンペンーン中につき、材料込み3000円で承っております。※交通費(出張費)は別途いただきます。
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